用具開発過程でのルール準拠試験、特性研究、耐久性検査は各メーカー基準による内製装置に長きに亘り委ねられてきましたが、 ADC社では独自のキャノン装置と速度スクリーン装置を軸にしてゴルフのUSGA、R&A、野球のBRC等各協会の推奨仕様を網羅した世界標準の検査装置を開発および委託製造しております。
用具製造各社が性能基準、耐久基準、ルール準拠判断などを標準数値化したデータを元に開発に活かせるように、又、独自の評価・試験基準を設けるための豊富なオプションを含めたカスタマイズ設計も行なっております。USGAプロトコルに従い正確に位置決めされたクラブヘッドに向けて設定速度でボールがキャノンから発射されます。ボール速度はクラブフェースに当る前のインバウンド速度とフェース打撃後のアウトバウンドが測定され、測定値とCOR値がエクセルシートに転送されます。発射された各ボールは衝撃から回復後にオペレーターの操作エリアに戻ります。
2010年よりクラブフェースの溝を規制する事項が現行ゴルフルールに新たに追加されることになりました。
オプティグルーブはゴルフクラブの溝の状態を速やかに正確に分析できるように設計開発された専用ツールです。
付属の専用ソフトは溝サンプルを現行と新ルールの両方の規制に照らし合わせて計測できるように作られています。
※本製品は英R&Aの設計・製作監修による商品を日本、アジア地域に於いて弊社が独占販売及び顧客サポートを行うものです。
ゴルフボールの打ち出し角度、スピンを自在にプリセット可能なボール開発用専用発射装置。
USGA仕様のITR発射装置仕様に完全準拠。オプションの赤外線センサーを用いたi-Beamスクリーン装置と併用してITRシステムとしても提供しています。
テニスボールを最大時速285km(±1.5m精度)にて3枚のスチール製プレートに向けて発射しボール回復後にシステム内を循環しながら自動運転を行なうボール耐久装置です。
ボール初速データは独自のi-Beamセンサーで個別に計測されお手持ちのパソコンに自動転送されます。
ゴルフクラブの耐久性を検査する装置として開発された装置で搭載されるスーパーキャノンでは1.68~1.72インチ径のゴルフボールを最速240FPS(秒速73.15m)速度にて±0.6fps(±0.2msec)で発射する精度を備えています。
フェース面の打点位置をサーボ駆動により完全自動で試験中に任意に移動できるタイプもありヒビ割れや変形したボールは自動除去されます。
2008年1月より正式ルール化されたゴルフクラブフェースの反発検査用にR&A/USGAにてクラブ裁定用に開発・設計された装置でアジア圏ではR&Aよりライセンスを取得されたユーザーに限定して販売しております。
ADC社製の同製品は欧米をはじめ日本を含むアジア各国のクラブメーカーに多数の納入実績があります。
ADC社のグリーンマスターパター装置はパタークラブの各種検査や動作デモを行う展示会にも携行できるよう開発されました。
装置は打ち出し位置の自在セット、リリースレバー、アームの角度補正などが容易にセットアップでき細部に亘る調整が行なえます。非常に軽量なため検査区域や展示会などへの持ち運びも極めて容易です。
2.86~3.00径の硬式ボールを時速96km~288kmにてクランプ固定されたバットのターゲットに正確に繰り返し発射される米MLB検査機関とADCで共同開発されたバット用耐久試験装置です。
バットの打点位置を自動インデックスするオプションもあります。ソフト、軟式、パークボール検査の段取り換えも容易に行なえます。
2.75インチ径のテニスボールを時速100~300kmにてラケットに発射させストリングの耐久性等を検査する装置です。
ラケット位置はパソコン画面又はジョイスティックにて4軸制御でき、打点位置を予め30ポイントまでプリセットした自動運転も可能です。
ゴルフボールやボールコアの寸法、重量、コンプレッションを自動測定する装置です。
レーザーマイクロによる径測定、コンプレッション試験および縦径を計測後重量測定を行ないます。
自動機対応やゴルフボール以外のボールにも対応可能で計測結果はユーザーパソコンに自動転送されます。
ADCキャノンII型を用いて試験ボールやコアを固定プレートに向けて発射させ独自のiBeamスクリーンセンサーで発射速度、反発速度、角度を自動計測する装置です。
専用アンプ“ベロシグラフ”によりCOR値を含む計測結果がユーザーパソコンに自動転送されます。
テニス、ラケットボール、ベースボール、ソフトボール等にも対応し高精度キャノン仕様のオプションを含めユーザー環境やニーズに合わせてカスタマイズが可能です。